広島で芝居をしてる人の沖縄ひとり旅

さあ、そんなこんなで夜はだんだん更けていき、三線（サンシン：沖縄の三味線ね）登場。
お兄さんが三線の独特の音色を奏でながら、唄ってくれる。
ああ、初日から三線が聞けるなんて～♪

すると　おじい　『初めてうちに来た人は踊らないといかん』

・・・というワケで、オイラと同じく初めて来た茨城のクロスとよく分からないままフラフラ踊る。
ひー！

１９時から始まった夕食が、気が付けば０時過ぎ。

そろそろお開きかと思いきや、送迎で一緒になった女の子に手を引かれ、
何故か車に乗り込む。えーーー！どこ行くのーーー？！

やってきたのは、真っ暗な桟橋。

５、６人のメンバーで再び泡盛を呑みながら三線の音色に合わせて、
また歌い踊る。

えーっと・・・。オイラ今朝まで東広島にいたのに、
何で今日知り合った人たちとなんでここにいるの？！不思議だ・・・。

さあ、様子がおかしくなり始めたのはここからです。

『吐きそう・・・』

突然、吐き気を訴える女の子。ぐったりする彼女を別の場所に移動させ、介抱。

『大丈夫かねぇ』・・・と話していた直後、

”ドッボーン！！”

はいっっっ？！(XoX)

ドッシャーーー！！女の子が海に落ちたぁぁぁ！！

さあ、ここからが大変よ！！
まずはお兄さんが海に飛び込み、彼女の体をつかまえて桟橋の上から数人で引き上げ。

続きまして、気道確保ー！人工呼吸！心臓マッサージ！！

えー！えー！えー！どういう展開？！

お酒でフラつき、灯りのほとんどない桟橋で足元を踏み外して海に落ちた彼女から
海水を何とか吐かせ、車のオープンにしたまま宿まで走行。

車内で背中をさすり続け、宿に戻ってグッタリしてる彼女をスッポンポンにさせて、
荷物をあさり、パンツを履かせ・・・って、オイラ一体何やってるのーーー？！

他の人に　『一緒にいていてくれて助かったよ。お酒強いねー』・・・と言われる。

イヤ、オイラの場合、呑んでるときは平気なのですが、二日酔いが・・・。
ゆんたくの時、なりゆきで明日パナリ島のシュノーケルツアーに行くことになったのに、
ちゃんと起きれるのかしら・・・。

時計を見ると２時！！なんて濃い・・・なんて濃すぎる１日だった・・・と思いながら、
しばしお庭の机でボー・・・。同じくグッタリしたクロスとちょろりと話して寝る。

お部屋に帰って電気を点けようとしたら、ぎゃー！灯りが付かねぇっ。
暗闇の中、手探りで布団を敷いて就寝。あー、最後の最後までオチ付きかい。